文化・芸術

2009年8月30日 (日)

道教の美術

  8月27日(木)は「悪がき3人組」と友人のかみさんが言う仲間と三井記念美術館に「道教の美術」を見に行った。道教とは中国における現世利益を願う民族宗教で、陰陽五行説と神仙思想を基本にして形成されている呪術的宗教です。この宗教は日本では敷衍されなかったが、いろいろ影響を受けている。平安時代には律令制のなかで陰陽寮を造り、天文観測し暦をつくり、水時計で時刻を管理した。天文・方位・風水、式紙を使い呪術をもちいる安部晴明など現在でも興味をもたれている。中世では役行者が開祖とされる修験道、日本古来の山岳信仰に密教と道教の神仙思想が融合して成立したものだそうです。仏教や神道の縁起絵巻や六道絵や餓鬼図、一方では神仙思想を反映した絵画として蓬莱山図や桃源図などを堪能した。
Img009  美術館を後にした3人は、浅草に繰り出し先ずは観音様にお参りして、六区方向に向かうホッピー通りの1軒に腰を下ろし、黒ホッピーと牛の煮込みに舌鼓を打った。仲間の1人が”もんじゃ焼き”を食べたことがないというので、店を移し、電気ブランをすすりながらもんじゃ焼きを堪能した。楽しき1日であった。

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2008年9月22日 (月)

フェルメール展

 昨日(9/21)東京都美術館に「フェルメール展」を見に行ってきた。光の天才画家と言われるように左上から差し込む「光」を効果的につかって明るく鮮やかな色彩で描いた作品はとても360年の年月が経っているとは思われない。この光を紡ぐ技法は「カメラ・オブスキュラ」という現在のカメラの前身により、正確な遠近法を描けることから当時多くの画家がつかったそうだ。しかし展覧会の説明書きでは、“フェルメールが使ったという証拠はない”と書いてあった。2005年1月4日朝日新聞の文化欄に「フェルメールとスピノザ」という記事があった。そこには「フェルメールはカメラ・オブスキュラを使い、そこに取り付けてあったレンズは哲学史に残る思想書「エチカ」を著したスピノザが磨いたものだった」と書かれていた。しかもスピノザの往復書簡集にスピノザから「ヨハネス・ファン・デルメール」(フェルメールの本名)宛ての手紙が載っている、とも書いてあった。それより私の興味は、作品の背景に「地図」が描かれているのが多いことだ。今回の展示でも「リュートを調弦する女」には壁に地図が描かれている。

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2008年5月14日 (水)

大三国志展と地震

今週の日曜日(5/11)に八王子にある東京富士美術館で開かれている「大三国志展」を見に行ってきた。中国各地の博物館から貸し出された三国志に関わる絵画、石碑、陶芸、彫刻などが展示され五丈が原のジオラマや諸葛孔明が発明したという弩の模型のほか吉川英治の「三国志」の原稿なども見ることができた。私は劉備とその軍師である諸葛亮孔明のファンであるが、その劉備の建国した「蜀」の首都が成都である。その成都近くで12日マグニチュード7.6の巨大地震が起こった。通常、地震と言うと日本を含む環太平洋造山帯に多いと思い込み、大陸内部で起こるとは思ってもいなかった。新聞報道ではインド・オーストラリアプレートと中国側のユーラシアプレートの大陸プレートどうしがぶつかっている所で、過去にも大きな地震があり被害が出ていたそうだ。今回は、四川省成都の西に北東から南西に伸びる竜門山断層帯の一部が動いたと見られている。断層のズレの大きさは3.4m(30km×100km)で阪神淡路地震のそれは2.1m(10km×40km)に較べるといかに大きいかが分かる。それにしても毎日報道される被害と被災した人の多さには驚愕する。KOEIのゲーム「三国志」にはまってから一度は成都や白帝山に行って見たいと思っていただけに早い復興を祈念する。

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