またまた高低几号
ここのところ几号水準点のことを書いている。私の友人、ソキアの井上さんが昨年(2007)10月に「小田原史談」に“「高低几號」におもうこと”という記事を載せた。そこに高低几號と標
尺支持の使い方が書かれているので、要約して引用・紹介しよう。(図も雑誌からスキャンしたものです)石に刻まれた「不」の横棒の溝に三角形の標尺支持器具の気泡管が固定された金属面の先をはめ込み、水平を保ち気泡管のある金属面の上に標尺を載せて、三角形の斜辺部分をひざで押さえて固定したそうです。今はこのイギリス流の測量方法を用いていないので、石に刻まれた「不」の記号は、測量遺産といえましょう。どこに残っているかは「地図豆」さんのHPに詳しく整理されているので参照されたら良いでしょう。なぜ「不」の記号が刻まれたのか?
これも井上さんが書いている。引用しよう。“明治9年6月内務卿(大久保利通)から布達状(官庁などが広く一般に知らせるための令状)が出され、その中で内務省が設置する水準点には「不」の几号を不朽物などに彫刻して標識として活用するように、また適当なものがない場合には、専用の標識を埋定し、その標識に「不」の記号を付すように布達しています。”その後、イギリス式から日本はフランス式の測量(明治7年)に、明治15年からはドイツ式測量方式に変更している。明治16年からⅠ等水準測量とⅡ等三角測量を推進する。来年封切りが待たれる映画「剣岳 点の記」のように三角点や水準点を造って行くわけだが、現在は全国に1200点を越える「電子基準点」が設置されているので、こうした明治期から設置されてきた基準点は、それ以前の几号水準点とともに測量・土木遺産となっていく、それだけに大切にしなければならないと思う。
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コメント
最近、こちらに詳しく整理しました。
http://www5a.biglobe.ne.jp/~kaempfer/mapsuv200/meguri/meguri-main.htm
投稿: 地図豆のやまちゃん | 2008年9月10日 (水) 11時35分