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2007年12月 5日 (水)

3Dビジョン

 もう一つ秋学会の発表から紹介しよう。東京電機大学の近津研究室(理工学部建設環境工学科)が開発した3次元画像計測ソフト3DiVisionによるデジタル写真測量である。発表は朝比奈さん達が行ったテストターゲットを用いた性能評価と岩本さん達が行った応用事例の2編です。3DiVisionは数年前から同上研究室のホームページで公開し、ダウンロードもできる。従来の写真画像による3次元計測はステレオ法であり、3次元計測するには事前に地上基準点あるいはテストシートを用いカメラキャリブレーションを行い、カメラの内部標定要素を算出しておかなければならない、というネックがあった。今回の発表の特徴は、ステレオ法ではなく3方向から撮影した3枚の画像を用いるトリプレット法が提案された。こうすると3枚の画像に共通の9~12の特徴点を使って内部標定要素と外部標定要素を同時に計算することで、事前のカメラキャリブレーションがはぶけると言うのである。
 朝比奈さん達は、室内でテストターゲットを用いトリプレット法とステレオ法により143の検証点に対する平均二乗誤差をもとめ精度比較を行っている。その結果、ほぼ同程度の精度が得らたと報告している。岩本さん達は、幅5m高さ約10mの小規模な崩落崖をトリプレット撮影と同時にレーザースキャナーで計測した結果を報告している。最深部から50cmの断面で体積比較を行った結果、3DiVisionでは2.803立方m、レーザーでは2.839立方mで差異は-0.036立方m、最深部から100cmでは18.233立方mと19.814立方mで差異は-1.581立方mとほぼ満足できる結果で、手持ちのデジタルカメラで事前に地上基準点設置に伴う測量や内部標定要素の算出もしないで測定対象物の3次元計測ができるとしていた。
 アジアの図化名人やトプコンのPI3000はプロ機として優れているが、学生に手軽に写真測量の実習をさせるには東京電機大学が開発した3DiVisionによるトリプレット法は魅力である。

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コメント

写真から3次元形状を作成する、同じようなプログラムを作っています。
よろしければ、御覧ください。
http://www3.plala.or.jp/SolidFromPhoto

投稿: SolidFromPhoto | 2008年3月 8日 (土) 09時47分

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