スタディオン
サッカーや運動競技が行われる場所をスタディアムと言います。このスタディアムとスタジア測量のそれはスタディオン(stadion;複数形はスタディアstadia)という長さの単位と同じ語源です。1スタディオンというのは、太陽が地平線に曙光を放った時(日の出)にスタスタと歩き始め、太陽が地平線と接した時までに歩ける距離だそうです。太陽の視直径(角度)は約32’ですから、太陽が地平線に接するまでに要する時間は約2分。この間に歩く距離が1スタディオンで、メートルにすると180mくらいになります。古代オリンピックでは、短距離走のために1スタディオンの直線コースをもつ競技場が使用されており、スタートラインとゴールは石で作られていたので、今でもその距離を測ることができます。アテナイでは184.96m、デルフォイでは178.35m、オリユンピアで191.27mと結構スタディアムによって違いがあります。
ちなみにスタジア測量というのは、トランシットの望遠鏡をのぞくと十字線が刻まれています。さらに十字線の上側と下側に横線が刻まれています。これをスタジオヘアーといいます。トランシットの前方に置いた標尺(スタッフ)を視準して、この上下のスタジオヘアーと重なった目盛りを読み、トランシットと標尺間の距離を求める方法のことをスタジア測量と言います。
| 固定リンク
「測天量地>空間情報」カテゴリの記事
- 映画「剣岳・点の記」(2009.06.26)
- 今年も1/3が過ぎ去った(2009.04.30)
- 南極からちゅら海まで(2009.03.19)
- 円周率2(2009.03.17)
- 円周率1(2009.03.16)


















コメント